目標を立てて、その目標を達成したいと思った時にやってもらいたいことがあります。
それは、日々の出来事を「紙に記録する」ことです。
達成したい目標があるけど、日々の進捗を紙に書いていない方は居ますか?
もし居ましたら、おめでとうございます!
日々の進捗を紙に書くことで、目標が達成する確率が大きく上がるでしょう。
なぜ、紙に記録するだけで、目標が達成する確率が大きく上がるのでしょうか?
10年位前の話になります。
私は、社会保険労務士の勉強をしていました。
仕事をしながら、勉強する毎日。
10年前って、今とは違って残業も当たり前のようにやっていた時代です。
勉強の計画を立てても、残業で勉強の計画が狂うこともしょっちゅうでした。
そんな中、私が勉強をするときにやっていたのが、毎月1枚の勉強進捗シートに勉強の記録を付けることでした。
この記録を付けていなかったら、きっと社会保険労務士試験には受かっていなかったと思いまます。
まさに、私を社会保険労務士試験に合格させてくれた1枚になります。
この勉強進捗シートで私が意識したのは3つです。
「計画」、「実績」、「時間」です。
勉強進捗シートの左側には、1か月の予定を事前に作っておきます。
例えば、今月は労働基準法を勉強するとします。
始めの1週間は、労働基準法の2章まで、次の1週間は4章までと決めておきます。
この時に大切なのは、予備日を作っておくこと。
たいていの計画は遅れます。
遅れてもいい様に、8割程度で予定を組んでおきます。
そうすることで、無理なく1か月の予定を消化できます。
実際に勉強をしたら、勉強進捗シートの真ん中に、勉強をしたら「〇」、勉強をしなかったら「×」を記入していきます。
この「〇」、「×」を付けていて感じるのは、勉強をした日数は多く感じて、勉強をしなかった日は少なく感じるということです。
最終で勉強した日数と、勉強をしなかった日数を書き出すんですが、「今月は勉強頑張ったな」と思った月でも、意外と勉強しなかった日が多かったりします。
これって、きちんと紙に記録していないと気づかないことだったりします。
さらには、勉強した時間を記入していきます。
勉強したか、勉強しなかったかだけでなく時間を記入するのは、1か月の勉強時間を足してみると思った以上の時間になるからです。
私は休みの日は1日8時間、仕事のある日は1日2時間勉強していました。
1か月の勉強時間を合算すると、100時間は超えてくるわけです。
ただ、勉強したか、勉強しなかっただけよりも、1か月で100時間勉強したと聞くと、勉強した気になりませんか?
きちんと時間まで計算することで、自信になるんですよね。
このように、何を成し遂げたいと思うならば、自分の「記憶」に頼るのではなく、「記録」に頼ることが大切です。
人は「記録」がないと、自分にとって都合よく解釈をするんですよね。
本来なら勉強をしていないのに、勉強をきちんとしたと解釈しちゃうんです。
でも、これだと試験には落ちてしまうわけです。
そして、きちんと勉強したと都合よく解釈するから、実際には勉強が出来ていないことに対して、改善もしようとしなないわけです。
これでは、合格するものも合格しないですよね。
ビジネスでの目標達成も同じです。
自分の「記憶」に頼っている限りは、自分に都合よく解釈をして、いつまでたっても目標を達成できません。
目標を達成できるようになるには、やることはたった1つです。
「記憶」を「記録」に変えるだけです。
そして、「記憶」を「記録」に変えるには、「紙に書く」だけでいいわけです。
私が社労士試験の合格やビジネスで結果を出してきた、「紙に書く(記録する)」方法なども興味あれば、お知らせすることができます。
ご興味があれば、ぜひ、メール下さいね。
まずは、目標を立て、「記録」をすることを楽しんで、結果を出してみてください。