「一流」と「一般人」を分けるメモの取り方

「一流」と「一般人」を分けるメモの取り方

みなさんは、「メモ派」ですか、「メモを取らない派」ですか?

「メモ派」は、メモ魔で成功している人がいっぱいいる。

だから、メモを取ると成功するといいます。

「メモを取らない派」は、メモを取る人は効率が悪い人が多い。

だから、メモを取る人は成功しないといいます。

みなさんは、「メモを取ること」をどう思いますか?

 

 

私は、「メモ派」の意見も「なるほど!」と思いますし、「メモを取らない派」の意見も「なるほど!」と思います。

「いや、そんな結論ずるいですよ」と言われそうですが、要するに、両者は見えている世界が違うだけなんです。

どちらも言っていることは同じだと思うんです。

両者が何が言いことは、「きちんとメモが取れる人は成功する」、「きちんとメモが取れない人は成功しない」。

同じことを言ってますよね。

 

 

私が考える「きちんとメモが取れる」と言うのは、具体的なメモの取り方ではないんです。

具体的なメモの取り方よりも、100倍大切なことがあります。

「一流」と「一般人」とに分けるメモの取り方の違いは何だと思いますか?

 

 

先日、実家に帰ったときに、押入れをあさっていたら、学生時代のノートが出来てきました。

何の授業のノートかわかりませんが、なにやら難しいことがいっぱい書いてあります。

びっしりと文字が引き詰められたノート。

もう、10文字ぐらい読んで、読む気も失せました。

私が見つけたこのノートは、成功する人のノート(メモ)だと思いますか?

それとも、成功しない人のノート(メモ)だと思いますか?

 

 

ノートの下りだけ聞いていると、このノートは成功しない人のノートだと思った方が多かったのではないでしょうか?

実はこのノートは、私にとっては、成功する人のノートに分類されるものでした。

 

 

それは、私の学生時代の勉強の仕方に答えがあります。

私は、授業を受けるときは黒板の内容を一字一句漏らさずにノートに写して、試験前にはそのノートを見ながら、試験の内容を簡潔にまとめたもう1冊のノートを作っていました。

そうすることで、頭の中が整理され、ただ暗記するのではなく、勉強の内容をきちんと理解して覚えることが出来たからでした。

まさに、メモやノートを上手に使っている人と、上手に使っていない人の違いは、ここにあると思っています。

 

 

メモやノートで成功する人は、自分が書いたメモやノートを振り返り、そこから新しいものを生み出せる人です。

それに対して、メモやノートで成功しない人は、メモやノートを書くことが目的になっていて、書いたメモやノートを活用できない人です。

文頭で出てきた、「メモ派」の人は、メモやノートから新しいものを生み出せる人のことを話していて、「メモを取らない派」は、メモやノートから新しいものを生み出せない人のことを言っている。

要するに、どちらの人にフォーカスを当てているかで、どちらも「メモやノートを取ったら、振り返り、新しいものを生み出そうよ」と言っているということです。

 

 

SNS映えするような綺麗なメモやノートが、インターネット上にはあふれています。

それは、それでいいと思うんですが、ビジネスで求められるのは結果です。

私のメモやノートは、地味ですし、字は汚いし、とても人に見せられるメモやノートではありません。

でも、自分が書いたメモやノートは、時間があれば振り返り、書いたメモやノートから新たな気づきは得られないか、新しいアイデアは生まれてこないかと、常ににらめっこしています。

 

 

せっかく時間をかけて書いたメモやノートです。

ぜひ、愛情をもって接してあげてください。

愛情をもって接した分だけ、メモやノートは、みなさんの愛情に答えてくるでしょう。

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